「ゲームとプロレスは最先端を行っているって思っているんだ」
・・・これは私ではなくて、大学時代の普通のゲーム好きだったクラスメートの語りだ。
彼は石川県金沢市の出身だった。
地元のゲーセンのハイスコアボードをよく見ていたらしく、
「いつもずんたたぱあっちという人がボードに載っていたんだ。」
という、クラス内では私しか理解できない話を語ってくれていた。(笑)
前回の記事でプロレスの単語が出てきたので、こういった大学時代の友人とのエピソードを思い出したのだ。
プロレスというと、プロレスはかつてはレスラーたちが、
「世間に認知して欲しい」
という願いをいつも併せ持っている業界だったと思っている。
今でもそういう面もあるのかもしれないが、
少なくとも新日本プロレスは十分に世間に良い方向で捉えられている団体だと思っているので、
この問題はおおよそクリアできているのではないかと、私は感じている。
▼新日本プロレス
https://www.njpw.co.jp/
前回全日本プロレスの話を取り上げたので全日本プロレスの話で書かせていただくが、
故三沢光春選手/(兼社長)は、
「世間に認知されたい願望」
が人一倍どころが100倍ぐらい強い選手だった。
三沢選手自身が社長に就任していたということもあって、
そういった
「世間一般に対するプロレスへの理解と認知」
のこだわりと、
「私はプロレスラーだ」
という事を後輩レスラーが堂々と胸を張って言えるような業界を目指し、業界でも人一倍頑張っていたのではないかと思う。
私はプロレスにはそれほど詳しくないので書き切れないのではあるが、
個人的にはその辺りがゲームやハイスコアと少しオーバーラップした。
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プロレスもハイスコアも携わっている当事者達(ハイスコアで言うとスコアラー達)が、
世間に認められたい願望を含んでいるジャンルだと、私は思っている。
それはプロレスもハイスコアもそれぞれで、
自らネガティブだと思えるような要素を含んでいるからだと思う。
プロレスだと裏業界との接点やマッチメークの事とか、
狭い世界が故の人間関係のもつれや、その他いろいろなネガティブな要素が多い業界だと思う。
ハイスコアもこういったネガティブな要素はあって、
まずはゲーセンに行くだけでも十分に後ろめたいネガティブな要素である(あった)し、
ハイスコアはそれに加え、
「非生産的とレッテルを貼られているゲームに、非常に多大な時間と労力を費やす」
という人生の無駄の塊のような事を延々とやることになる。
学生ならば貴重な学びの時間と大事な小遣いを削ってハイスコアに費やすし、
社会人も貴重なプライベートの時間と、
家族や自分が生きるための生活費を多大にハイスコアに費やすという訳だ。
そして昔からハイスコアをやっているスコアラーは、
昔はゲームセンターが今とは比べ物にならないぐらいネガティブな存在だったという状況にあえて身を置き、
ハイスコアをし続けて来たのだいうことを考えると本当に頭が下がる。
・・・というよりは、自分が歩んできた道でもあるので親近感を覚える方が強かった。(笑)
この辺りの昔話はぜんじさんの本にも熱く語られているので、
是非とも読んで頂きたいところなのである。
プロレスとハイスコアという事で、更に個人的なところで連想をしてしまったので書かせて頂くが、
大日本プロレスの社長の登坂栄児さんは元スコアラーなので是非とも応援してあげて頂きたいのである。
▼登坂栄児さん
https://bit.ly/2Nm1eUp
登坂社長は私の地元のハイスコア集計店の店員だったのだが、社長がゲーセンのカウンターで鉄アレイを握って鍛えていた頃が懐かしい。
彼こそは
「プロレスとハイスコアは最先端」
という話を一番理解してくれる方かも知れないし、
「らじあめ、もうハイスコアはやめておけよ」
と、逆の位置に立って諭して下さる側かも知れない。(笑)
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大学時代の同級生の話を想起したところから今回の記事を書くに至っているが、
最先端でなくても全然いいのだ。
まずは我々がより長く楽しめる世界にしなくてはならないし、
そうして長く楽しめる世界になった時、
最先端だということよりも、もっと素晴らしい世界となって我々が生きていけるのだから、
いつもの話にはなるのだがまずはそういった、
「ハイスコアを長く楽しめる世界」
を目指して日々進歩をしていきたいのである。
ZBL-rajiame 拝