今も今更ではあるのだが、これからのハイスコアの目標、目的は、
「ハイスコアが価値あるもの」と思ってくれる人口が増える事。
そして「必要だな」と思ってくれる人が1人でも増える事。
としてみたい。
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ハイスコアはただ私が大好きなだけな、個人的な趣味である。
振り返れば小学生の頃から親しんできた、趣味である。
小学1年生の時にインベーダーを触り、ゲームタイトルの発売の順番は前後するが、その後ブロック崩しを触り、駄菓子屋に設置されていたゲームについては大体やってきたクチだ。
私ら世代はこういう形でゲームに親しんできた人は結構多いのではないかと推察する。
駄菓子屋は近所に数か所あったので、行けるところは全てとりあえず行っていた。
ここの駄菓子屋にはインベーダーとブロック崩ししかなくて、あそこの駄菓子屋にはパックマンとドンキーコングがあって
・・・みたいに近所の駄菓子屋はどこのお店に何があるかぐらいは一通り把握をしていた。
別のSNSでは書いたりもしたが、私が小学生時代に住んでいた実家近辺の駄菓子屋の中には、ハイスコアが店の中に貼りだしてある店もあった。
店のおばちゃんが学校の成績発表的なノリで模造紙に書いて貼り出してくれていたのだ。
今回は駄菓子屋のハイスコアの話はさておき、ハイスコア自体がそもそも価値のあるものとして認識がされていない現状から、少しでも価値のあるものとして認めてくれる人口を増やすにはどうしたらよいかという雑記となる。
わかりやすい一番簡単な基準は、お金になるかならないかだ。
ハイスコアをやる人でもやらない人でも、この基準は実にわかりやすい。
そしてハイスコアは残念ながら、お金に換えられる手段は今のところは全くない。
ハイスコアでなければ現代ではプロ化の話やE-Sports、スポンサー云々とお金の入り口と言うか、職業になり得るという道がいくつかある。
プロゲーマーは頭脳明晰なタイプや、そもそも新しいことを切り開くタイプが多いので、次々と新しいチャレンジをしていき、その仕事の間口は少しずつではあるが広がってきているように見える。
ただ単にゲームをやっておしまいというだけでなく、自分の価値を最大にする努力を続けてきた結果が、現在進行形でどんどん実っているのではないかと思う。素晴らしいことだと思う。
ハイスコアはハイスコア争いに適したゲームタイトルが現代では多く出ないため、過去のゲームを研究し尽くしていくというスタイルがメインになっているジャンルだ。
それゆえ新鮮さがないという致命的ともいえる課題を常に含んでいるジャンルなのではあるが、
過去これまでに競ってきたこと、また現在でも競っていること自体を様々な面からオープンにしていき、少しでもその価値を認めてくれる人を増やす努力は必要だと思う。
この話は「お金や職業にする」という話からは、ずれてはしまうのだが、
分かりやすさやアピール度は少々ダウンはしてしまうものの、お金ではない価値というものを高めていっても良いと思う。
現状ではハイスコアの成果は毎月のJHAの集計結果発表だけ。
私はこれはとてもとても勿体ない事だと思っている。
これらの数字だけには表れない様々な秘密(それが門外不出だったりもするのだが)や、
ハイスコア達成に至るまでの努力や創意工夫(これも同じく門外不出だったりするのだが)等についてどんどん公開していくと良いし、面白いと思うのだ。
これはスコアラー自身が語る必要はない。
これらについては広められるスキルを持った人が行うべきだとも思っている。
また、ハイスコアを出した時の動画や、それと同等の内容を説明できるものがあればより良いと思っている。
これらを見れば余計な説明も不要となるし、加えて本人以外にも後世に残るというメリットがあると私は思っている。
内容の公開自体がスコアラー側からすると致命的に良くない場合(創意工夫のネタばれ)もあるので難しい部分もあったり、
また、手品の種明かしのように、見てしまえば「何だ、そういう事か」と、何でもないものに価値が下がってしまうという懸念も考えられる。
・・・見方によっては意外と公開・非公開は難しいものだなと思った。
ハイスコアという点数そのものの価値もあるが、
私は「ハイスコアの集計」、「それに参加をするスコアラー」、「ハイスコア集計の歴史や流れ」等も視野対象にいれて、
ハイスコア文化を「価値あるもの」として、こういった対象を全て進化させて、良いものを残していきたい。
個人的な希望としていつもこういったことを心に抱きながら、このブログを書いているのである。
引き続きスコアラーのみなさんとより良いハイスコアについて考察を重ねていきたい。
ZBL-rajiame 拝