「俺、当時はシューティングだったら埼玉で5本の指に入ると思ってたからね!」
・・・と、照れながらそのスコアラーは語ってくれた。
グラIIで全一を獲ったスコアラーである。
グラIIで全一を獲るのだから、その時は一番である。当たり前なのではあるが。
しかしながらそのスコアラーは、
「シューティングだったら」とか、「埼玉で」
と語るわけなのだから、いかにその方の周りには全一以上と思えるプレイヤーが多くいたかという事を物語っているとも思った。
実際にその方以外にもグラII全一が数名周りにいる(別装備や別の月の集計で獲得)のだから頷ける話である。
全一を獲ったからといって自分が一番というどころか「5本の指に入ると思う」という、「埼玉県のプレイヤーはもっともっと層が厚いですよ」という事を話してくれる訳なのである。
そうして周りのプレイヤーや全国の同じような上手さを披露してくれるプレイヤーに対してリスペクトをしている姿勢を話しながらに垣間見せてくれる。
これが「わかっている」スコアラーの姿だと思うのである。
少し話すだけでもこの姿勢は当然わかる。この年になればなお更である。
そういった姿勢と価値観を持っているプレイヤーこそが、スコアラーだろうが何だろうが、「伸びしろがある」という事なのである。
この「伸びしろがあるプレイヤー」は常に侮れず、逆に伸びしろがないプレイヤーは暗黙の了解で軽視される。
まあ、これもどこの社会でも同じだと思うが、そういうことなのだ。
「スコアラー」という言葉に焦点を当ててブログを書くとこのような書き方になってしまうが、今は敢えてそう書いておく。
そして逆説的になるが、そうして厳しい目の中をかい潜ってきているスコアラー同士だからこそ、「俺は〇〇ならば5本の指に入るよ!」と語り合えるのではないだろうか。
そう思ったので今回の記事に至ったのであった。
ZBL-rajiame 拝