アーケードゲームのハイスコア争いには【ゼンイチ】(全一:全国一位のこと)を狙って競うという最終的な目標・目的が確かにあるのだが、
私はゼンイチだけでなく2位、3位、はたまた「全国にこのゲームをやっている人」、そして「このゲームのハイスコア申請をしている人」がこんなにもいるのか!
・・・というところを見たりするのも楽しかった。
ゼンイチの人に確かに憧れてはいたが、私はハイスコアにチャレンジしていたプレイヤー全員のみなさんを尊敬しているからなのではないかと自分なりに自分の気持ちを分析している。
それが私にとってハイスコアとの自然な付き合い方であったのだ。
90年代当時の周りのスコアラーはゼンイチでないと、
「0点と変わらないよね」
的な意見が 多くあったような記憶もあるが、そういった意見が正直なところ不思議でならなかった。
80年代だと上手いプレイヤーが数多くいて、争うタイトルも少なく激戦だったからだろうか、快心の点数を出してもトップかどうかが分からない状況であった。
だから「0点と変わらない」という意見はあまり出てこなかったのだろう。
どんなに上手いプレイヤーでもゼンイチを獲れない、もしくはフタを開けてみないとわからないというのが常態であったのだ。
時代とともにゼンイチの価値も変わっていくものではあるが、今後もハイスコア集計を見続けていくのと同時に、そういった過去からの繋がりを残していけるようなものを作り上げていきたい。
そしてどのようなものを作りあげていけばハイスコアというものが長く残っていくのかということを、周りのスコアラーさんたちと共に考えていきたいのである。
ZBL-rajiame 拝