前回のアストロファイターに続くゲームはバーニンラバーだ。
これもアストロファイターと同様にデータイーストのゲームだ。
結構DECOはいいゲームを出していたのだなと今更ながらに関心だ。
いつもの駄菓子屋で印象に残っているのはこれが最後のゲームだ。
石井ぜんじさんの「石井ぜんじを右に!」を見ながら一度でもプレイをしたことがあるゲームを洗い出していくと、
まだかなりの数のゲームをこの駄菓子屋で遊んではいたのだが、
あまり印象には残っていないゲームがほとんどなので、それらの記憶の片隅に残っているだけのゲーム群に関しては
また改めてどこかのタイミングでブログに書こうかと思う。
こういった過去のゲームも現代ではグレーゾーンな存在とはいえ、エミュレーターで出来るのも良い時代だ。
どんなゲームであったかを確認できるだけでも貴重だと思うからだ。
私は全くエミュレーターでゲームを行わないのであるが、やるとしてももう少し時を経てからになるなと思うのと、
かつて石井ぜんじさんがゲーメスト誌上で語っていたように、老後の痴呆防止に丁度良いのではないかと思ったりもする。
・・・さて、バーニンラバーなのであるが、Wikiにも掲載されているのでリンクを貼らせて頂く。
▼バーニン'ラバー
まずは正式名称はダッシュが付くのか!・・・というところだ。
ゲームルール等の詳細は上記のWikiに書かれているので割愛となるが、このゲームをプレイしたことがある人で稼ぎを行おうと思ったら、
はじめはとにかく時速20kmで画面の一番下に張り付き、敵車とずっとバトルを繰り返しながら破壊ボーナスをGETしていくゲームだった。
そしてジャンプをしなくては越えられない場所を覚えておいて、その時だけ時速100㎞にしてジャンプをして凌ぐ。
面によっては時速100㎞程度のジャンプでは越えられなかったり、もしくは連続ジャンプをして超えていかなくてはならない場所も出てきたりして、
ジャンプをしなくてはならない要所については、とにかく覚えておかないと先に進めないゲームだった。
Wikiにも隠しボーナスの説明があるのだが、ある日駄菓子屋仲間の上級生の誰かが、パシフィストボーナス(とは当時は呼んでいないが)の技を仕入れてきた。
敵車を1台も破壊しないで面クリアをすると5万点が入るというとんでもないボーナスだった。
何がとんでもないかというと自機が3万点エブリでエクステンドするゲームだというのに、5万点も入ってしまうものだから、
「これじゃ~、簡単じゃないか!」
と、誰でもそう思うゲームに成り下がるようなボーナスだったからだ。(苦笑)
駄菓子屋時代は3~40万点ぐらいを出して急に熱が冷めたのか、以後はあまりやっていなかったと思う。
当時は子供ながらに「5万点のボーナスは何かの間違いじゃないのかな?」とか思っていたぐらいであった。
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時を経てストIIの時代に私はよくJR大塚駅前の、大塚会館というストIIの対戦がかなり盛んなゲーセンによく行っていた。
このブログでも時々登場するY.N氏ともよく行っていた。
この店は金髪のアルバイト店員さんがやたらストIIが強くて目立っていたのだが、バイト中に何十連勝もしていて通常のバイト業務どころではなかったと思う。(笑)
しかし、この店員さんがお店の売り上げを稼ぎまくっているのも事実であったのだから、まぁそんなものですよねと思ってしまうような、おおらかな時代であった。
・・・と書きながら話は脱線するのだが、この金髪の店員さんは後に私が神保町近辺でアルバイトをしていたゲーセンの常連になっていた。
というか、私がアルバイトをしていたゲーセンの、他の店員さんの仲間だったので遊びに来ていたというところだ。(本当に世間は狭いですね)
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さておき、その大塚会館は2フロアあって、1階はストIIをはじめ最新のゲームが設置されていたが2階はオールドゲームが沢山おいてあり、
私がよく通っていた頃は2階にはあまりお客さんがいなかったような記憶がある。
その2階に小学生の時にすぐに熱が冷めてしまったバーニンラバーがあるのを発見した。
「懐かしいなぁ。これ、めちゃ簡単なんだよな~」
と思いながら、何故かその時はやる気に火がついて何プレイかやってみた。
もちろん5万点ボーナスをとりながら進むので、残機にモノを言わせて結構昔の記憶がよみがえり、おおよそパターンを思い出していた。
こうしてその時は何故か面白くなってプレイを続けたのであるが、それほど時を経ずしてカンストを達成してしまった。
Wikiでは32面で1周とあり、そうなるとその時の私のプレイは恐らく1周していないと思われるのだが、
100万点の桁が無く、98万数千数百点で5万点ボーナスをGETしてカンストをしてしまった。
余りにあっけなかったので、「お!100万の桁がないのか!何かの間違いじゃないの?」
・・・と、10年経って再び思ってしまったのだが、大人になった私は
「もう一度、今度はなるべく100万点に近づけてカンストしよう」
と思い、もう一度100万点にチャレンジをしていた。
・・・でも2回目のカンストも98万点台だったような記憶があり、
「オレ様、本当にアホだなぁ。。。」
思いながらもう本当にこのゲームはお腹が一杯になり、バーニンラバーは卒業となっていったのであった。
「・・・そんなに淡白じゃあ、ちょっと冷たいんじゃない?」
と、今の年老いた私は大学時代の私に語りかけ、今回の稿を終わらせて頂くのである。
・・・でもですよ。32面で1周であるならば、5万点をたくさん取ったら悪くても20数面で100万点に行くじゃぁないですか!
と、ちょっと突っ込みを入れたくなるゲームだなと、やっぱり思ってしったのであった。
ZBL-rajiame 拝