私はG.M.C.というゲームサークルに所属していた。
特に除名されたとか退会したとかは無いので、現在も所属しているという言い方でも間違いないかも知れない。
私の地元のゲーセンの常連さんが元々旅好きで、全国を旅しながらその流れで全国各地のゲーセン廻りも趣味の一環としてあったのではないだろうか。
私はその方とは会話を交わしたことは無かったのだが、
別の私のゲームの先輩がその方と近い存在だったので、先ず先輩がG.M.C.に入会し、その後私も入会をする流れとなった。
知っている人は知っているが、かつてのハイテクノーベルのTYRANT-HIMという全くG.M.C.っぽくないスコアラーも、一瞬だけ「GMC」を冠していた。
ちなみにアルファベットの間のピリオドは打たれていなかった。(笑)
G.M.C.は九州にあったのでこちら関東地方ではなかなか現地の情報は得られない状況だった。
毎月ベーマガやゲーメストでとんでもないハイスコアをたたき出すスコアラーが沢山いるという印象だった。
しかし自分が実際に入会して会報誌が配布され、それを目の当たりにしてみると、ハイスコアだけを追求するようなサークルではなく、
むしろ人と人との繋がりを大切にするサークルであることがよく伝わってきた。
「ゲームは自由に楽しむもの」
という考え方が、サークル内では浸透していたと思う。
昔ゲーメストでコスリ論争があった時にもG.M.C.なりの見解を正式に(?)ゲーメストに送っていて、
その論調からもゲームはみんなが自由に楽しむものだというのも読み取れたし、コスリについては様々な問題があるにはあるけれど、
一般紙という公の場で「コスってはいけない」という論調を読者に押し付ける紙面の作りは如何なものかという意見までも出していたのを覚えている。
「なるほどそうか」
私はゲーメストにすっかり感化されている側だったので、「コスっちゃいけないよな~」みたいな考えが無意識に自分に根付いていたというのをここで気が付かされたという訳だ。(笑)
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今も昔も変わらないし、E-Sportsでもあらゆる競技でもおおよそ変わらないと思っているのだが、
競争・争いでお互いに切磋琢磨をするのはお互いの成長にプラスになってとても重要な事ではあるのだが、
競争だけでない、お互いのコミュニケーション、大勢のコミュニティという、競争を超えたもっと大きな枠でゲームでも何でも楽しんでいくというのが、
好きな趣味を長く楽しんでいける秘訣というか、当たり前の方法であるのだという事が、
今更ながらそのことについて納得している自分がいるのであった。
・・・なんだか少年ジャンプの三大原則みたいになってきたのではあるが、
今回の稿はこれで終了とさせて頂く。
ZBL-rajiame 拝