アーケードゲームのハイスコアは現在はネットのオンライン集計/管理が主流で昔のように雑誌でビデオゲームのハイスコア集計を行ってくれるというものがない。
JHA(日本ハイスコア協会)でかろうじて有志での集計が行われているのみとなる。
ハイスコア集計の現在までの主な流れとしては以下のようになっていた。
1.マイコンベーシックマガジン チャレンジハイスコア
2.ゲーメスト 君こそゲーメスト
3.アルカディア
4.JHA
マイコンベーシックマガジンのチャレンジハイスコアは全国のゲームセンター各店のハイスコアを毎月送ってもらい、各ゲームタイトルの日本一のハイスコアは何点か、集計・発表をしてくれる当時ハイスコアに興味があるゲーム少年・青年たちにとっては非常に興味深い企画であった。
全国模試みたいなもので、日本一のハイスコア = 全一(ゼンイチ) のスコアのみならず、ハイスコアが出たゲームセンターやスコアラーにも注目が寄せられるという現象も生み出した。
「こんな点数がどうやって出るんだろう。見てみたいなぁ」
というような純粋な疑問が、普通にハイスコアを楽しんでいた人たちの間で湧き上がっていたと思う。
かくいう私もその疑問をいつも持っていた一人だったので、同じような疑問や気持ちを抱いたプレイヤーは結構いたのではないかと思っている。
そういったところでベーマガに掲載されているゲームセンターの住所を見て、近場で行けそうなところがあったら行ってみようとも思ったものである。
こうして熱心な部類に入るであろうプレイヤーはベーマガに掲載されているゲームセンターで、行けそうなお店には行ってみようという行動を起こすわけだが、当時はこうしたプレイヤー同士の間での情報交換やコミュニティーも自然発生的に盛んになっていった。
そしてそれほど時を空けずして、私も地元のゲーム仲間とハイスコア掲載店への訪店というか、すでに聖地巡礼的な気分でゲーセン遠征を楽しんでいたものであった。
ハイスコアを出すことそのものも楽しいが、遠征地でどのようなプレイヤーがどんなプレイをしているのかを見に行くのが本当に楽しかった。
ハイスコアとは、そんな楽しみ方が本道だと思っている。
ZBL-rajiame 拝